手が不自由といっても人によって動かせる範囲は違います。
私の場合、遠位型ミオパチーという筋疾患がずいぶん進行してしまい、指をピクピク動かせるくらいです。何かをつかんだり、手を持ち上げることもできません。
こんな私でもできる読書の方法をご紹介します。
４つ目の本をめくる機械以外は実際に私が利用している方法です。
電子書籍を購入
手が不自由かどうかは関係なく、電子書籍はもはや一般的な読書方法です。
本を支えてページをめくるのはできなくても、スマホやタブレットのタップはできる方には気軽に読書ができますよね。パソコンからも読めるのでお好みの端末で楽しめます。
人それぞれ使いやすさや好みが違うと思いますが、実際に私が使っているものを紹介します。
参考になると嬉しいです。
無料で読める電子書籍
青空文庫
小説は作家の没後50年で著作権切れになります。そうした作品を無料で読めるようにまとめたのが青空文庫です。
文豪の名作を読みかえしましょう！
推理小説好きな私は江戸川乱歩やモーリス・ルブランが読めて嬉しい！
私がiPhoneで使っているのがｉ読書です。
androidのころは青空文庫ビューアを使っていました。
パソコン用のビューアAIR草子はこちらからダウンロード
peep
チャット小説アプリです。画面をタップするとLINEのように会話形式で物語が進んでいきます。
タップを何度もしないといけませんが、１話が長くないので気分転換におすすめです。
残念ながらパソコンでは読めません。
好きなショートショート作家さんの作品があるので時々見ています。
有料の電子書籍
Kindle
説明はいらないと思いますが…
AmazonでKindle本を購入し、アプリにダウンロードして読んでいます。
パソコンで読む場合はKindle for PCのダウンロードが必要です。
個人的にはスマホやタブレットのアプリの方が使いやすいです。
コミックシーモア
マンガをコミックシーモアのサイトで購入し、コミックシーモアの本棚アプリにダウンロードして読んでいます。
もちろんパソコンのブラウザからも読めますが、アプリにダウンロードした場合と違いネット回線が必要です。
本をPDFにする「自炊」
自炊って料理するの？
本を自分でPDFにすることだよ。
自炊とは本を自分でPDFなどの電子書籍化することです。
PDFにすれば自分の好きなPDFビューアアプリを使って読書できます。もちろんパソコンでも大丈夫です。
androidタブレットで使いやすかったのがPerfect Viewerです。
iPhoneと現在使用しているiPadでは、初めから入っているブックかAdobe Acrobat Readerを利用しています。
それでは自炊する方法を見ていきましょう！
スマホのスキャナアプリ
スキャナアプリは撮りたいページを撮影しPDFにするアプリです。
大抵はカメラをかざすと自動で撮影がされるので難しい操作はありません。普通のカメラアプリで撮ったものと違い、ゆがみもなく読みこんでくれるのでとても便利です。
スマホがあれば特別な道具は必要ないのも嬉しいところ。
手っ取り早い！
ただし、ページ数の多い本を全部丸ごと撮影するのはちょっと面倒です。
iPhone、androidともにスキャナアプリはたくさん存在しています。
どれが使いやすいかは模索中。
実際に私が使ったことがあるのがスキャナーミニです。
完成したPDFはアプリ内に保存されます。もしほかのクラウドに移したり、メールに添付したい場合はPROにアップグレードしなくてはなりません。
スキャナー
ここで紹介するスキャナーとは印刷とスキャンができる複合機ではなく、スキャンだけができるスキャナーのことです。スキャナーを使うとページ数の多い本でもPDFにできます。
私は持っていないのでYouTubeを紹介します。
本を裁断するタイプ
※本をスキャナーに読み込ます前に、背表紙を裁断する必要があります。
本はバラバラになるけど、スキャナーにセットまですれば自宅でできそう。
本を裁断しないタイプ
本は傷つけないけど、１ページずつめくるのは大変すぎる…
自炊代行サービスに依頼
自分で自炊するのも誰かに作業をお願いするのも難しい場合、自炊代行サービスにお願いすると良いでしょう。
自宅用のスキャナよりも精度の良いスキャナを使用しているため、とても綺麗なPDFにしてもらえます。
私がいつもお願いしているのは自炊ブックス。
直接店舗に持ち込みしても、郵送で送っても対応してくれます。
持ち込むとその日のうちにメールでPDFデータを送ってくれます！
ただし、本は背表紙を裁断するため元の状態には戻せません。
本を裁断することに罪悪感もありますが…
本を聴く「Amazonオーディブル」
Amazonオーディブルとは、本を朗読して音声にしたオーディオブックのことです。
実際に文章を目で読む訳ではありませんが、耳で本を聴くことができます。
Amazon Audibleを30日間無料体験する（１冊どれでも聴き放題）
Amazonオーディブルに登録して本を選んだら、スマホやタブレットのaudibleアプリ、パソコンから再生できます。
操作がほとんど必要ないので、なんの負担なく本を聴けます。
本をめくる機械「りーだぶる３」
りーだぶるが良いのは本を傷つけずに読めるところです。
本を図書館で借りたり、友達と貸し借りしたり、ふらっと立ち寄った本屋さんで購入したりしても問題はありません。
これは本当に試してみたい！図書館にあると嬉しいなぁ。
まとめ：どんな状態でも本は楽しめる
手が不自由になっていっても読書をあきらめなくて大丈夫です。
体の状態にあわせて、
と自分にあった方法で、物語に浸ったり、新しいことを学んだり、読書を楽しんでいきましょう。
私の場合、電子書籍や自炊したPDFはスマホやタブレットで自作のスタイラスペンをくわえて操作していますよ。
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