なんぺ(@nanpechan)です。
遠位型ミオパチーの進行でいくつものティルト&リクライニング車椅子を試乗しています。
松永製作所のマイチルトシリーズはコンパクトな車椅子。
業者さんからまず最初におすすめされました。
同病の方でも乗っているのをちらほらとお見かけします。
ただ、約2年前に普通のマイチルトをお借りしたものの、あまり良さを感じられずにいました。

今回さらにコンパクトなマイチルト-ミニ3Dを体験してみました!
マイチルト-ミニ3Dのメリット
【いま1番コンパクトなティルト&リクライニング車椅子♿️】
✨松永製作所のマイチルト-ミニ3D✨✔️140〜165cmの人向け
✔️全長89cmで小回りが利く
✔️フットレストの調整が工具なし
✔️後輪を持ち上げるリフトアップキャスタあり
✔️リフトアップすると横移動できる!
✔️唯一の弱点は悪路でのガタつき pic.twitter.com/Uj8n4oHoTQ— なんぺ (@nana_shi03) 2019年2月6日
メリット1:コンパクトで小回り抜群
マイチルト-ミニ3Dといえばこのコンパクトさ!
ティルト&リクライニング車椅子はどうしても車椅子の後ろのほうに重心がかかるため、倒れないように全長が長いものが多いです。
だけどマイチルト-ミニ3Dを初めてみたとき、

あ、本当に小さい!
と驚きました。
マイチルト-コンパクト3Dより10.5cmも短いんです。
さらにフットレストの角度もかなり引きこむことができます。
ティルト&リクライニング車椅子は後ろにだけでなく、前にも長いことが多いですが、

これなら部屋やお店で曲がるときに足をぶつけにくい〜!
メリット2:フットレストの調整が簡単
フットレストの調整は工具ゼロでできるんです。
六角レンチはもういりません。
業者さんに来てもらわなくても大丈夫です。
オレンジ色のレバーで前後の位置、長さ、足を乗せるプレートの角度を簡単に変えられます。
(この写真のフットレストはエレベーティング機能つきです。)

靴の厚みにあわせて調整できると、おしりが痛くなりにくい。好きな靴がはけるかも♡
メリット3:ヘッドレストの位置をあわせやすい
わたしは首の筋力が落ちているため、いつもヘッドレストの位置決めに苦労しています。

背もたれより前すぎる位置にあると、頭が押されて顔を起こせなくなるんです。
マイチルト-ミニ3Dの「スネークヘッドサポート」はふたつのレバーで前後左右に動かせるのがポイント!
まず前後をあわせて、左右をあわせて、角度を変えて、やっぱりもう少し前に…としなくていいので直感的によい位置に調整できます。

いままで試した車椅子のなかで1番楽に手早くできました!
メリット4:横移動できるリフトアップキャスタ
この機能、画期的だと思いませんか?
- せまい廊下を曲がりやすい
- ベッドから車椅子に移るときにぴったり横づけできる
と書かれています。
それが正しい使い方だと思いますが、
美術館で絵をみるのにほしい!!!!
スーパーの商品棚もみやすそう!!
美術館に行くと1枚の絵画ごとに、車椅子で近寄って、正面になるよう向きを変えてを繰り返さなければなりません。
人が多いときはなかなか進むこともできないんです。
横移動ができたら介助者も楽だし、ほかのお客さんへのご迷惑にもなりにくいですよね!

あったらいいなと思っていた横移動機能が、手動式車椅子であるなんて!
マイチルト-ミニ3Dのデメリット
デメリット1:悪路に弱い
マイチルト-ミニ3Dだけでなく、一般的なたためるティルト&リクライニング車椅子はガタガタ道に弱いです。
座面を持ち上げてたたむ性質上、背もたれが硬く固定されているわけではないので仕方ありません。

ただ、わたしの自宅から大通りに出るまでの道は、舗装がガタガタのところがあって…
ヘルパーさんとの外出時、右左右左…と前後にきしんで車椅子がさばけそうな揺れをかなり感じました。

振動も揺れも強め。ちょっと不安感あり
ただし、室内やスーパー、病院などフラットなところだと問題ありません。
デメリット2:部品のオレンジ色が目立つ
わかっています。操作に必要な部分がわかりやすいように鮮やかにしているのだと。
でも、せっかくすっきり可愛らしい感じのフレームだから、
悪目立ちしない色が嬉しいーーー!黒とか、黒とか、黒とか!

完全にわたしの個人的な好みの問題です
まとめ
マイチルト-ミニ3Dはコンパクトで小回りが利く車椅子をお探しで、
- 行動範囲の道路状況がかなりよい
- 外出はタクシーでほとんど道路を走行しない
などの方におすすめです。

コンパクトさと横移動できるのが本当におすすめ!
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