こんにちは!なんぺです。
わたしの体は立つことはもちろん、背もたれがないと座っていることもできません。手も何かをつかむことも、腕を持ち上げることもできず、全介助が必要な状態です。
日中は介護サービスを利用して、ひとりで過ごしています。
どんなサービスを利用して暮らしているかご紹介します!
朝昼夕のトイレと食事はヘルパーさんにお願い
受給量はMAX
わたしは広島市の障害福祉サービスを利用して、ヘルパーさんに来てもらっています。
わたしの障害支援区分は区分6。区分分けの中で1番症状が重い重度障害者です。
わたしに認められている受給量は、
- 居宅介護身体介護:151.0時間/月
- 居宅介護家事援助:52.0時間/月
- 居宅介護通院介助(身体介護伴う):10.0時間/月
- 短期入所障害者:20日/月
身体と家事はもうこれ以上の時間は増やせません。もっとヘルパーさんに来てもらいたければ、重度訪問介護という別の制度への変更が必要です。
また、通院介助の時間は必要なければ身体介護に回すことができます。
毎月通院するわけじゃないから、身体の時間が減ってちょっともったいないかなぁ
身体は2人体制
実は14年前、介護中の事故でわたしの右足を骨折してしまいました。まだリフトを導入前で、ヘルパーさんがわたしを抱えたまま尻もちをついてしまったんです。
怪我したのがわたしだけでよかった
その後の事故対策として、身体は2人介助でリフトを使用することになりました。
基本は朝昼夕
ヘルパーさんにお願いしている内容です
【9:00〜11:00】
身体の最初の1時間は2人体制
起床・着替え・トイレ・ヘアセットやスキンケア
食事介助・足浴
家事は、食事作り・洗濯・掃除
【13:00〜14:00】
30分は2人体制でトイレ介助
食事作りと食事介助
【17:00〜18:00】
30分は2人体制でトイレ介助
食事作りと食事介助
入浴は週4日、方法は3パターン
お風呂に入れてもらうには、いつものヘルパーさんにお願いする以外にも方法があります。
わたしも数年前まで知らなかった
ヘルパーさん2人でシャワー浴
まずは普通の方法です。
身体介護の時間で入浴介助をお願いできます。
わたしの場合はやはり2人体制で、シャワーチェアに座ってシャワー浴をしています。
入浴用リフトや直接抱えてもらって湯船に浸かる方もいるそうです。
入浴方法は体の状態やお風呂の設備など、状況に応じて最初にヘルパーさんと決めます。
最初は女性同士でも裸を見られるのが嫌でした。いまは週に2回ワイワイしゃべりながら入っています。
訪問看護師さんとヘルパーさんでシャワー浴
2人体制でシャワー浴なのは同じです。
ヘルパーさんと訪問看護師さんのペアで週に1度入浴しています。
ヘルパーさん2人体制と違うところは、入浴の前後にバイタルチェックをすること。毎回、体調に変わりがないか聞いてくださいます。
訪問看護ステーションと契約していると、もし急に体調が悪くなったときにも緊急で来てもらうことも可能だそうです。
もしものときに心強い
訪問入浴で全身浴
訪問入浴は自宅にバスタブを持って来てくれる入浴サービスです。
オペレーターの男性、ヘルパーさん、看護師さんの3人1組で入浴します。
バスタブの上に担架を置いて、寝た状態で頭や体を洗ってくれます。
裸が見えないように、全身にバスタオルを掛けてくれるので安心です。
そのまま湯船にも浸かれます。
週に1度でもお湯に浸かれて幸せ!体の循環にも良い感じです。
週に1度移動支援でスーパーへ買い出し
ヘルパーさんと外出するときは移動支援というサービスを利用します。
わたしに認められているのは、
広島市の上限いっぱいです。
この移動支援制度を利用して、毎週1週間分の食材を買いに近くのスーパーに行っています。
雨の日はネットスーパーも利用しますが、
やっぱり自分の目で見て野菜を選べるのは嬉しい!
そのほか、「PADM 遠位型ミオパチー患者会」や「ミオパチーの会オリーブ」へ参加するため、広島市内だけでなく東京、大阪までヘルパーさんと行くこともあります。
訪問リハビリと訪問マッサージで体のメンテナンス
自宅でリハビリやマッサージを受けるには、主治医からの指示書が必要です。
訪問リハビリでストレッチ
訪問リハビリには2つのパターンがあります
病院のリハビリ科
病院によってはリハビリ科の先生による訪問リハビリを行っています。
ただ、わたしのかかりつけ病院は訪問ではリハビリはしていません。
ですが主治医に指示書を書いてもらえれば、他の病院から訪問リハビリに来てもらうことは可能です。
訪問介護ステーション
訪問看護ステーションには看護師さんだけでなく、理学療法士や作業療法士の先生の派遣もしています。
わたしの場合はこちらのバージョン。入浴と同じ訪問看護ステーションから来てくれています。
主にお願いしているのは、拘縮予防のストレッチです。首肩など体に痛みがあるときはほぐしてもらっています。
そのほか、福祉用具や自助具の相談、ヘルパーさんに上手な介助の方法を教えてもらうなどとてもお世話になっています。
鍼灸整骨院から訪問マッサージ
最初に訪問リハビリを受けたいと思ったとき、広島を拠点に活動している「ミオパチーの会オリーブ」の会長さんにおすすめの病院を紹介してもらいました。
筋疾患にくわしい病院の方が安心だしなぁ
ですが、アポを取ってくれたのが鍼灸整骨院でした。
患者さんにはオリーブの会員さんも多いということで、そのままお願いすることにしました。
主に施術してくれるのは、
- 骨のゆがみ、つまりの矯正
- 脈から体調を診る
- 状態に応じて針やお灸
- 体の張りをマッサージ
- むくみ対策でシールタイプの置き針
などなど、多岐に渡ります。
風邪ひきかけてるでしょ?と針で治療してくれたりすることも
リハビリと違って東洋医学からの治療ですが、わたしの肩首頭の痛みには週に2回の訪問マッサージが必要不可欠になっています。
まとめ
- ヘルパーさん
- 訪問入浴
- 訪問看護
- 訪問入浴
- 訪問看護からのリハビリ
- 訪問マッサージ
など、さまざまな障害福祉サービスを受けて暮らしています。
自治体によって受けられるサービスに違いがありますが、いろいろな方法があることを知っていると可能性が広がります!
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