筋疾患でだんだんと手の動きが悪くなってくると、パソコンのキーボードが打ちにくくなってきます。

ショックが大きいですよね。
これからどうしようと思っているあなたに、まず最初に試して欲しい無料で使えるWindowsの機能、
を紹介します。
スクリーン キーボード

キーボードを手で打てなくなったときに役立つのが、スクリーン キーボードです。パソコンの画面上にキーボードを出して、マウスで操作して使います。
スクリーン キーボードの出し方


スタート→Windows簡単操作→スクリーンキーボード
スクリーン キーボードの設定

オプションから細かい設定ができます。
キーの選択方法は「スクリーンキーボードの使用方法」の
から選べます。

私はキーをポイントするにしています。時間が来て選択されるのを待たずに、自分でクリックしても良いのが便利です。
キーボード入力をより楽にするかな入力
パソコンの入力方法はローマ字入力の方がほとんどだと思います。ですが、かな入力に変えると操作が減り腕がずいぶん楽になります。
Shift+Ctrl+かなを押すとローマ字入力からかな入力に変更できます。
「おはようございます」と打ちたい場合、
ローマ字入力だと、o h a y o u g o z a i m a s u …15クリック
かな入力だと、お は よ う こ @ さ @ い ま す …11クリック
わずかな違いに思えますが、積み重なると疲れも入力スピードも変わってきます。

かなの配置を覚え直しました〜!私は1週間くらいで慣れました。
濁点【゛】ひらがな+@
半濁点【゜】ひらがな+「
小さいひらがな【ぁぃぅぇぉっゃゅょゎ】Shift+ひらがな
Windows音声認識

「聞き取りを開始」「下にスクロール」「番号を表示」「それをクリック」と毎日大活躍しているWindows音声認識。

ネットサーフィンならほぼ声だけで操作できるよ。
もちろんWordなどで文章を入力することも可能です。
音声認識の出し方


スタート→Windows簡単操作→Windows音声認識
初めて音声認識を開くと、セットアップ画面が表示されます。指示に従ってセットアップをしていきましょう。

「次へ」をクリック。

お使いのマイクを選び、「次へ」をクリック。

今回はヘッドセットマイクを選びました。

マイクを正しい位置にセットして、「次へ」をクリック。

「安田さんはコンピューターでディクテーションします。タイピングするよりも、紙とペンを使うよりも好んでディクテーションを使用します。」と読み上げる。

普段のしゃべり方で読みます。噛みそう!

「次へ」をクリック。

ここはお好みで。音声認識の精度を上げたい方は有効。そうはいってもメールやドキュメントを読み取られるのは怖いという方は無効を選びましょう。
有効か無効を選び「次へ」をクリック。

モードを選択して「次へ」をクリック。
音声認識を使用中、一時的に聞き取りをストップさせたいことがあります。

文章をじっくり読んでいるときとか、ちょっと席をはずしたいときとか。
そんな時は「聞き取りを停止」と言うと良いのですが、
聞き取りを再開させる際、
から選べます。

「次へ」をクリック。

「起動時に音声認識を実行する」にチェックし「次へ」をクリック。

これで設定は完了です。
続けてチュートリアルを開始をクリック。画面に従って練習してみてください!

私はすでにチュートリアルを実行しているため、もうできないようでした。画像がなくてすみません。
音声認識の向上
音声認識の聞き取りをより向上させるために、トレーニングすることができます。

操作性をアップするためにおすすめします。

タスクバーから音声認識をクリック。

「構成」→「音声認識の向上」をクリック。


トレーニング画面が表示されるので、「次へ」を押したら表示される文章を読み上げていきましょう。
単語の登録
なかなか聞き取ってもらえない単語は辞書に登録しておきましょう。

めずらしい言葉とか。

「新しい単語を追加する」を選び「次へ」をクリック。

追加したい単語を入力し、「次へ」をクリック。

遠位型ミオパチーなんて聞き取ってもらえない…

「完了時に発音を録音する」にチェックを入れ「次へ」をクリック。

「録音」をクリックし、単語を読む。

正しく録音されたら「完了」をクリック。うまくいかなければ録音を繰り返す。

これでOK!
まとめ:まずは無料のWindows機能で操作を楽にしよう
手でキーボードやマウスの操作が難しくなってもパソコンの操作を諦めなくて大丈夫。
まず最初はWindowsに標準搭載されているスクリーンキーボードと音声認識から始めてみましょう。
それでも困ったときは、有料のスクリーンキーボードや音声認識ソフトも検討してみてくださいね。
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